黒米

お米は白いもの、というのが現代の私たちにとっては常識ですよね。でも、古代のお米に黒いお米があるのはご存知でしたか?この古代米は黒米というんですよ。栄養価が高く、健康食品として注目されているお米です。

黒米って?

スポンサードリンク

黒米とは古代米の種類の一つで、ぬか部分が濃い紫色のお米のことです。黒っぽく見えることから黒米(くろまい・くろごめ)、紫米とも呼ばれています。玄米の状態で黒米を炊くと黒っぽいご飯になります。黒米を少量混ぜて炊くと紫色のようなピンク色のような淡い色づきのご飯が炊けます。精米すると白っぽいお米になります。この黒米のぬか部分にはアントシアニンが含まれているので、このような色になるのです。黒米はおはぎのルーツともいわれ、多くはもち米なんですよ。もちもちとした食感や色は、おはぎにその名残を見ることができます。黒米は2000年以上前に中国から伝わり、中国では皇帝に献上されていた非常に貴重な米でした。日本でも黒米は珍しかったので、権力者へ献上されたり神事で使用される程度で、一般の人々は口にすることができませんでした。同じ古代米である赤米よりも収穫量が少なく、脱穀に手間がかかるために、黒米は現在でも高価な古代米なのです。

黒米の栄養

黒米は、古代中国の時代から宮廷に献上される米として大切にされてきました。黒米には滋養強壮作用に優れ、造血作用、若返りに効果があるといわれてきました。中国の民間伝承では、黒米を食べていると肌がスベスベになり髪の毛が黒くなり、若返りに効果があるともいわれていたのです。たしかに黒米には血液にかかわる効果があります。黒米のぬか部分に含まれているアントシアニンには、血管を保護して動脈硬化を予防する効果や老化に関わる抗酸化作用が認められるのです。それ以外にも黒米は現在の白米と比べて、ビタミン類、鉄分、カルシウム、マグネシウムや亜鉛といった現代人に不足しがちな栄養分が多く含まれています。古代米の中でも特に栄養のある黒米は、「薬米」という別の呼び名もあるほどです。

黒米の種類

黒米は現在私たちが手に入れることができる品種はすべてもち米です。その中に何種類もの品種があり、育て方はもちろん栄養価も品種によって異なります。

紫黒苑(しこくえん)

黒米の中で最高級といわれている品種です。薬膳の効果があり、米粒はインディカ種と呼ばれる細長い形をしています。栽培する地域によって2種類の紫黒苑があります。

黒田苑(くろだえん)

比較的簡単に育てることができる黒米の品種です。古代米の割に背丈が低いので風で倒れることもありません。これも高級黒米に分類されます。

雲南黒米(うんなんくろごめ)

古代米の黒米に非常に近い品種で、実ができると自然に落ちてしまいます。そのため、多く収穫できないのでとても珍しいです。

黒米を使ったレシピ

黒米と白米を混ぜて食べるのも美味しいのですが、ここでは黒米をつかったおはぎの作り方を紹介しましょう。古代に食べられていた「おはぎ」ですよ。

おはぎ

<用意するもの>

もち米:2合  黒米:1合  あんこ:お好みの量

<作り方>

1.もち米と黒米を別々にとぎます。といだ後、もち米はざるにあげておき、黒米は2時間ほど水に浸しておきます。この水は捨てないでくださいね。

2.もち米と黒米を混ぜ合わせ、黒米を浸していた水をつかって炊きます。水の量は普通のお米を炊くよりも少なめにしましょう。

3.炊きあがったら、米粒が少し残る程度に軽くついてください。

4.楕円形に丸めて、黒米の周りにあんこをつけると完成です。

中も外も黒い、本当のおはぎの完成です。柔らかいおはぎが好きならば、黒米を水に浸しておく時間を長くするか炊くときの水の量を多くして調整してください。

スポンサードリンク


お問い合わせ